美ヶ原(1999年8月29日)

茶臼山山頂からは霧ケ峰がデカイ。
写真を撮っていると「ギフチョウ見ました?」と声をかけられた。
「ギフチョウってなんだろうか?岐阜に多く生息している蝶のことだろうか?」と考えてもウスラバカの僕には分からない。「今年はどうやら少ないみたいですよ!」と誤魔化してその場を急いで離れた。塩クレ場に向かって歩いているとなんだか懐かしいような?匂いがして来た。見ると草原のあっちこっちに牛の糞が山積みになっていた。「あぁー!これが美ヶ原と名前を付けられた百名山の姿なのだろうか!」
美しの塔は観光客が多くざわついた空間で僕の居場所はここには無かった。
深田久弥氏が美ヶ原を訪れた時はどんな山だったのだろう、どんな景色があったのだろう?
見上げると空が青い。流れてゆくのは雲だろうか?それとも時間だろうか?

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