白馬岳

行程 (着/発)(+++:電車、===:バス、---:徒歩、 ***:その他)

◆10月5日
栂池高原(8:00) --- 栂の森(?) --- 自然園(9:00) --- 天狗原(10:00) --- 乗鞍岳(9:50/10:20) --- 小蓮華山(12:50/13:00) --- 白馬岳(14:10) --- 白馬山荘(小屋泊)(14:20)

◆10月6日
山荘(6:10) --- 白馬岳(6:30/6:40) --- 杓子岳(7:30/7:40) --- 鑓ヶ岳(8:25/8:40) --- 鑓温泉(9:40/10:20)--- 猿倉(12:00/13:00) --- 白馬駅(13:35/15:06) === 八王子(18:06)

山日記

「寒びぃー!」
ゴンドラが動き出すのを待つ。流石に10月ともなれば寒い。じっとしていると寒いので駐車場をウロウロと歩き回った。やっと動き出したゴンドラで栂池高原に向かう。
高原は晴れているが雲が多い。時々、雲の切れ間から紅葉した乗鞍岳が見えた。


白馬大池 この時は少しは青空が見えていたがこの後はガスの中
「やっぱ楽だー!」
急なガレ場を登ると乗鞍岳に着いた。今回、白馬に登るのは2度目である。一度目は千国から山ノ神尾根を登った。小雨の中を一人でトボトボと登った。天狗原に着く間、誰とも会わない寂しい道だった。あの時は根性むき出し時代だったので下から登る元気があったが今は根性もずい分少なくなったので素直にゴンドラの世話になったのだ。
乗鞍岳山頂は岩がゴロゴロしたなだらかな山頂だ。相変わらず雲が多いので余り展望は良くない。
「目の前。真っ白けーでなんも見えん!」
白馬大池を歩き出した時は雲が多いという感じだったが少し登ると完全に雲の中でガスって何も見えなくなった。視界は30m程しかなく何も見えないので白馬岳を目指してひたすら歩くつまらない登山となった。
白馬岳山頂からも予想した通り、何にも見えないので今日の宿泊する白馬山荘に向かった。

白馬岳の表と裏の表情 東側は切れ立った崖

翌朝、白馬山頂付近からの展望 少し寒いが清々しい朝だ
「なんだ、なんだ!」
夕食を食べ終わって酒を飲んでいると周りがざわざわしてきた。
何だろう?と思っていると、先ほどまで真っ白に山を覆っていたガスが取れた!と言うことなので僕も外に出てみた。
酔っ払っているので足が重いが夢中で白馬岳山頂まで登ってみる。。。。すっごい展望が広がっていた。山の天気は変わりやすいと言うが全くその通りだ。

でっかい白馬山荘を後にして歩きだす

杓子岳から白馬岳を振り返る
「いろんな色、いろんな形!」
白馬三山の形は個性的だ。白馬岳は小屋のある西側は緩やかなスロープを描いているのに東側はいきなり山頂から崖となって切り落ちている。
杓子岳は三角柱が横になった?形をしているがいきなり途中で切れている。
鑓ヶ岳は雪が降ったみたいに真っ白な山。
「意外!」
紅葉が綺麗な山は沢山ある。北アルプスでは栂池高原、涸沢などだ。鑓ヶ岳分岐点から猿倉へ降ると、予想以上に紅葉が綺麗でびっくり。
紅葉したナナカマドの赤と空の青、そして鑓ヶ岳の白が鮮やかに山を飾っている。なんだかすごく徳をしたような気分だ。

鑓ヶ岳は白く優しい表情の山でした

鑓ヶ岳分岐点から鑓温泉へ向う ナナカマドの紅葉が綺麗だ
「あー!はずかし!」
鑓温泉に着いてみると管理人は既に山を降りていて自由に温泉に入れるようになっていた。
温泉に囲いは無く登山道から丸見え状態だったが僕はタオルを持っていないので仕方なく、いわゆるフリチン状態で湯船に入ろうとした。既に入っている男性の視線が僕の股間に集中しているのが分かる。「なにジロジロ見てんだぁ!バーロー」
太陽の光の下で堂々と暴れん棒将軍を出すのは爽快で、そしてやっぱり少し恥ずかしい。
温泉を出て歩いていると登山道脇をお湯が流れていた。「お湯だ!お湯だ!お湯の沢だ!」と妙にはしゃいでしまうのだった。

「やっぱり女は徳だ!」
猿倉でバスの到着を待つ。バスが来るまで1時間あり、暇でしょうがなかった。車で来ていた男性がスーっと僕の隣にいた若い女性に「良かったら駅まで送りましょう!」と言って近づいて来た。女性は「そうですか、助かります!」とその男性の車に乗って行ってしまった。後には僕を含めたおじさんだけが残っていた。

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