羅臼岳 |
行程 (着/発)(+++:電車、===:バス、---:徒歩、***:その他) ◆8月17日 |
山日記
(羅臼岳 編) 次の山は斜里岳だ。しかしこの山、登山口まで行くバスが無いのがやっかいだ。 清里町駅から登山口の清岳荘まで約14キロ、歩いて3時間半、タクシーで4000円。 デカザックを背負って片道3時間半の車道歩きは辛い、かと言ってタクシー代往復8000円は高い! ではどうしよう? ネットで調べると麓のユースホステルに泊まれば登山口まで往復2000円で送迎してくれることが分った。ところが事前にユースホステルに電話で確認すると登山口までの送迎は登山希望者が5人以上の場合のみで、僕のように一人の場合は他に行く人が5人以上いた場合のみ同乗させてくれるということだった。 阿寒湖からバスに乗り、摩周湖駅に到着するとすぐ清里ユースホステルへ電話する。 ところが明日、斜里岳へ登る客は誰も居ないと言うことなのでここは一旦、斜里岳は後回しにし先に羅臼岳へ登る事にした。 知床国設野営場は海岸沿いではなく少し上の方にあるのでウトロバスセンターから坂道を登って行く。 |
知床国設野営場の様子。エゾシカが平然と歩き回っているではないか!さすが知床!さすが北海道! |
炊事場へ行くとそこには「熊が寄って来ますので焼肉、バーベキューは禁止します」と張り紙があった。 |
天気が回復するまでキャンプ場に滞在することにした。 雲が低く立ち込めているのでもしかしたら山の上は晴れているのでは?という気がしないではないけれど確信が持てないので出発を見送ってしまう。 持って来た文庫本はとっくに読んでしまったので午前中は管理事務所に併設してある資料館へ行って歴史書や図鑑を見て、午後は歩いて2分の所にあるウトロ温泉(夕陽台の湯)へ行って温泉に入り、休憩室のテレビでオリンピックを見る。お腹が空いたら歩いて5分のコンビニへ弁当とビールを買いに行くというダラダラした生活を送る。 2日目の夕方、資料館のパソコンで翌日の天気を確認すると曇りのち晴れとなっていた。 |
キャンプ内の夕陽台からのオホーツクに沈む夕陽 明日晴れたら良いな! |
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弥三吉レリーフ・・・とにかく平然! |
羅臼岳山頂・・・とにかく必死! |
山頂のお地蔵さん・・・とにかく寡黙! |
羅臼平まで戻ると残っていたオニギリを食べた。味も分らず機械的にそしゃくしている感じだ。 |
三ツ峰キャンプへ降っていると目の前に鹿が・・・人を恐れずに悠然と草を食べていた。 |
フードロッカーは120x70x70位の頑丈なスチール製、鎖で地面に固定されている。 |
三ツ峰キャンプ地は一見ノンビリしているようだけれどヒグマの生息地なので気が抜けない。 |
知床は北海道でも一番のヒグマの生息地、キャンプの食事はなるべく匂いのしない物を!と言われているがどんな物が匂いが強く、どんな匂いを熊は好きなのか?よく分らない。 |
フードロッカーの横からオホーツクに沈む夕陽 |
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