ストーブ、クッカー、水筒


ガスストーブ EPI BPS-U

ガスストーブ(ガスバーナー) EPI BPS-U
ガスストーブを初めて使ったのは雲取山荘だった。
ガスストーブの炎は青く、太陽の下では見えづらい。てっきり着火していないと勘違いして火傷をしてしまった。
そして火傷しながら作ったラーメン、具に切り干しダイコンを入れたらこれが全く煮えなくて・・・切り干しダイコンて見た目がすぐに煮えそうな感じだけれど、水で戻したりして結構煮込まなければいけないものだと知らなくて、自炊第一号のラーメンはとても食えたもんじゃなかった。
火傷と食えないラーメン、ダブルショックのガスストーブデビューだった。

私は煙草を吸わないので着火装置付きのガスストーブを買った方が良かったかな?と少し後悔している。今までにライターを忘れてしまい、おまけに周りに他の登山者の姿は無く、食事を作れなかったドジ2回ある。
山登りを始めた頃は日帰りでもストーブを持って行き、ラーメンやコーヒーを作り、缶詰を温めたりしていた。でも最近は持って行くことが無くなってしまった。理由は・・・インスタントラーメンを作るにはストーブ、ガス、コッヘル、水を持っていかなくてはならず、その苦労の割には見返りが少ないのでは?と考えるようになってしまった。(単に温かいラーメンを食べたいのであればカップラーメンとポットを持っていけば済んでしまうことだし)そして一番の理由は自炊する時間があるなら、その時間でより遠くまで歩きたい!と思うようになったことだ。
だからテント泊縦走でも昼食は作らずに行動食で済ましている。


左:380g、右:195gボンベ

ガスカートリッジもEPIを使用。
たまに、ネットでもガスは他のメーカーとの互換性は有るか無いか?という話を聞いた事があるけれど、登山店の店員さんの話では、ネジ式取り付け口の形状はどのメーカーも同じだけれどボンベの弁を押し開けるピンの長さが各メーカーで微妙に違っているのでストーブメーカーのガスを使った方が良いらしい。

EPIにはレギュラー、ウインタースペシャル(寒冷地用)、パワープラス、EXS(エキスペディション)の4種類があるけれど、私は冬はパワープラス、冬以外はレギュラーと寒冷地用を使い分けているといった感じだ。
ザックの軽量化を考えた場合、大体において軽量化と快適さは反比例するものである。
快適さの質を落とさずに軽量化する方法の一つがより小さなガスボンベを使うことだ。EPIのガスには約680g、380g、195gと3タイプあるが、私の場合、テント泊での食事は簡単なものしか作らないのでテント2泊までだったら195gのガスボンベを使っている。
(2泊以上1週以内の縦走は380gのガスボンベを使用)


クッカーはメーカー不明

クッカー(コッヘル) メーカー不明
アルミ製で登山店のバーゲン品を買ったもの。大小2つのコッヘルと2つプラ容器がセットのなっていた。私は山での食事メニューには凝らないためか?持って行くのはいつも大コッヘルとプラ容器一個だけで間に合っている。
以前はアルミカップなども持っていってけれど今はこの2つのみ。
山では食事の後、コッヘルはティッシュで拭き取るだけなので、そのためかかなり小汚くなってしまった。
またプラ容器はひっくり返して底をまな板の代わりに使っているので傷だらけになってしまっている。

テント泊での食事は夜はラーメン、ツマミ、お酒。朝はレトルトのカレーライス、味噌汁、ビスケット、コーヒーが定番メニュー。
先日「ぶろうさんの食事メニューって質素ですね・・・」とメールをもらってショックを受けたが、こうして古びたクッカーを見るとなるほどな!と考えさせられる。
でもソロの男性の場合、メニューは大体においてこんなもんだろぉ!と思う。贅沢な食事は山を降りてからに取っておくlことにしている。


モチヅキ コンビ五徳

MOCHIZUKI/モチヅキ コンビ五徳
スプーン、フォーク、ナイフ、缶切り、栓抜きが一つになったツール。
山登りを始めた頃、「これを持っているとカッコ良いのでは!」と誤解錯覚のもとに買った一品。
便利なのだけれで結構重いので、装備を特に軽くしたい時は代りに割箸一本だけということもある。


左:テルモス、中:ポリタン、右:アルミボトル

水筒、ポリタン
最初の水筒は自宅近くのホームセンターで買った。子どもが遠足で使うような水筒だった。
ところが山に登って周りの登山者の装備を観察してみると皆さん、アルミボトルを使っていて、そしてそのボトルがボコボコに変型していて・・・これだっ、これが山屋の勲章だ!とボコボコボトルに憧れて山から戻りとさっそく登山店へ買いに行った。
それがグランテトラ(LE GRAND TETRAS)の水筒だった。

ところが買った途端に、世の中に急速にペットボトルが普及し、山でもアルミボトルを使う人は見かけなくなってしまった。
あんなにアルミボトルに憧れていたのに私も今では完全にペットボトル派になってしまった。


ペットボトルはハンガーに利用

ペットボトルの良い所は、軽い、中が見えるのでゴミが入っていないか確認出来る、使い捨て出来る、など。
私の場合は粉末のスポーツドリンクを溶かして飲むことが多く、数回使っているとペットボトルが白く濁ってくるのでそうしたら新しいのを買う。
古くなったペットボトルは捨てずにハンガーへ利用する。エコの基本は捨ててリサイクルするよりそのまま再利用する、その方が自然へはもっと優しいのである。

テント泊に欠かせないのがポリタン。
2リットルのものを使用。以前は折り畳み式のウォーターバックを使ったこともあるけれど2回使ったら折り目に穴が空いてしまった。最近は折りたたみではなく巻式のウォーターバックもあるので装備の軽量化を考えると試してみたいのだけれど・・・

冬場にあると嬉しいのがテルモス(ポット)だ。
寒い時に水筒の冷たい水を飲むのは辛い、冷たさが歯にしみる!
以前はサーモスを使っていたけれど栓から水漏れするようになったので買い換えた。今使っているのは中国製で”マルエツ”で500円だった。以前のサーモスは確か2000円くらいしたと思うけれど保温性は変わらない感じだ。
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