ウェア


モンベル:レインダンサー

レインウェア (Mont Bell)
山登りで最初に使ったレインウェアはバイクに乗っていた時に買った安物のナイロン製だった。これで雨の中を歩くと自分の汗でムレムレになってしまい、さらに長時間着ているとアチコチの縫い目から雨がしみ込んで来てグッショリと濡れてしまった。もう外側と内側からとダブルで濡れてしまってかなりの不快感だった。
だから初めてGORE-TEXのレインウェアを着たときはその快適さに感激してしまった。(値段の高さにも感激した)
今、使用しているのはモンベルのレインダンサー。ストームクルーザーより重いけれどこっちの方が安かった。

GORE-TEXであればどこのメーカーでも良かったのだけれどモンベルは上着のポケットが胸の位置にあり、物を取り出すときにいちいちウエストベルトを外さなくても良さそうだったのでこれに決めた。
色はオレンジ色が欲しかった。オレンジ色はレインジャー隊や消防士の服を連想させ、何か勇ましくて良いなと思ったけれど、あいにくオレンジ色は無かった。
そうするとやっぱり黄色だ。黄色のレインウェは雨の中で見るとなぜか気分が明るくなって元気が出る。
ところがいざ買おうとすると黄色は少し派手だし、お子チャマなような気がして地味な紺色を買ってしまった。

これは雪山でも使用しているし、普段の山登りでもウインドブレーカーとしても使用している。
モンベルのレインウェアはフードが他のメーカーより小さめだと思う。顔が雨に濡れにくいののは良いのだけれど雪山で帽子を被ったままフードを被ると多少窮屈な感じがする。


グレー:ノースフェイス
ベージュ:ユニクロ

フリースジャケット (North Face, UNIQLO)
それまで着ていたウールのセーターがほころびてしまったのでフリースジャケットを購入。
最初に買ったノースフェイスのフリースはたしか1万5千円だった。ウールのセーターに比べて速乾性で取り扱いも楽なので良い物が出来たなー!と感心していたら、数年後、ユニクロで1000円で売り出した。何と値段はノースフェイスの1/15である。
でもまぁノースフェイスの方が値段が高いだけあってたしかに生地は目が詰まった感じだし、ファスナーは丈夫そうだし、防風のためファスナーの裏にはフラップも付いているし、全体的にしっかりとした作りになっている。ユニクロのフリースなんて環境の厳しい山の上でなんて使えないだろう!とほくそえんでいた。

そんな時、ヤマケイにアウトドアメーカーとユニクロのフリースジャケットの性能比較が出ていた。
保温性、速乾性などの比較テストを行っていたがメーカーによる差は無いという記事を読んでショックを受けた。
以後、ユニクロにハマってしまう。

ユニクロでマイクロフリースという少し薄めのフリースジャケットを購入。これは軽くコンパクトになるので山にはこっちを持って行くことが多くなってしまった。
以前は長袖シャツ(いわゆる”山シャツ”)を着ていたけれどせっかちな私はボタンがめんどくさくてフリースとTシャツの組み合わせになってしまった。


シロ、アカ:ユニクロ
灰青:ノースフェイス

Tシャツ (North Face, UNIQLO)
山登りを始めた頃は服も普段着ているものをそのまま山にも着て行っていた。ところがGORE-TEXのレインウェアを着て、その快適さを知ってしまうとより快適なもの、便利なものが欲しくなってしまう。
下着(インナー)にも革命が起こった。以前はコットンのTシャツを着ていたがクロロファイバーやオーロンなど化繊が良いことを知ってノースフェイスのTシャツを3000円で購入。使ってみると確かに背中が汗で冷たいということが無くなった。
そうしたら数年後、ユニクロが速乾性Tシャツを1000円で発売したのでまたショックを受けた。

ノースフェイスのTシャツは軟らかく肌触りが良い。反面、汗で湿るとヨレヨレになってしまう。ユニクロはメッシュ地になっていて少しゴワゴワした感じだけれど汗をかいてもべったりと肌にくっ付くことが無い。ただメッシュになっているからといって特に涼しいとか汗が早く乾くといった感じはしない。


春夏用:サンド/アクシーズクイン
秋冬用:グレー/ユニクロ

パンツ (Axes Quin, UNIQLO)
アクシーズクインのパンツはまさに目からウロコ状態になってしまったパンツだ。
以前は夏は短パン、夏以外は綿パンを履いていた。(ニッカポッカは履いたことが無い)
短パンは涼しく歩きやすいが、日焼けする、朝露が冷たい、座ると横チンし易い、などの欠点もある。
このパンツはナイロンの生地が薄く、軽いので足の動きを妨げず、歩くのがすごく楽だ。
以後、山で綿パンを履いている人(特にジーンズ)を見かけると「かなり体力を無駄に消費していな!」と同情するようになってしまった。

使い始めて2年位は撥水性があって水をはじいていたが、今ははじかなくなってしまった。
このパンツの唯一の欠点は生地が薄いので汗で湿るとヨレヨレになってしまいカッコ悪いこと。
八甲田山に登った際にとうとう破ってしまったので買い換えようとしたけど、これ以上の製品が見つからない。
モンベルのODパンツがこれに似ていて良さそうだったけれどODパンツは前にファスナーが無いので小便をする時には下げるのだろうか?それもカッコ悪りーな!と思って結局買わず。

秋冬用にはユニクロのカーゴパンツを使用。バーゲンで1980円だった。
ナイロンの生地が丈夫なんだけれど、もう少し薄い方が歩きやすいという感じがする。

<買ってはいけない物:2ウェイパンツ>
夏用パンツが破けてしまったので買いに行った。店に行く前から2ウェイパンツを買おうと決めていた。2ウェイパンツはファスナー1つで長ズボンにも短パンのも使い分け出来るので便利だな!と思ったからだ。
ところが店で試着し、屈伸を繰り返してみると腿でチャックが擦れてしまい、どうも嫌な感じがした。歩いていると腿のチャックが邪魔になってしまいそうな感じがした。
2ウェイパンツは買ってはいけない!と言うよりも私には合わなかったという感じ。


ダウンジャケット:ユニクロ
スパッツ:メーカー不明

ダウンジャケット (UNIQLO)
ユニクロで買う場合、バーゲンを狙うべし!(ただあまり狙いすぎるとサイズ、色が無くなるので注意)これは定価5700円を2980円で買った。ダウンジャケットの良い所は袋などにぎゅうぎゅうと押し込むとかなり小さくなることである。
アウトドアメーカーのものはこれより温かくて、よりコンパクトで良いな!と思う。けれど冬山にあまり行かない私はこれで十分である。
山以外普段も着ている。普段着兼用。

スパッツ (メーカー不明)
登山を始めてずっと同じ物を使いつづけているのはこれだけではないだろうか。
GORE-TEXだけれどすっかり防水性は劣化してしまっている。
私は雪山以外ではスパッツを使わないし、雪山にもそうは行かないので長持ちしているようだ。


マウンテンパーカ:ホールアース

マウンテンパーカ (Whole Earth)
登山を始める前からアウトドア=マウンテンパーカのイメージがあった。森や草原を歩く人の姿を思い浮かべると必ずマウンテンパーカを着ていた。
それで山登りを始めて直ぐに買ったのだけれど今では全く使わなくなってしまった。
その理由は・・・山に持って行く装備は必要最小限のも物だけなので服の組み合わせも自然といつも同じになってしまう。
マウンテンパーカは撥水性はあるが防水性は無いのでレインウェアの代用にはならない。アウターとしてレインウェアがあればマウンテンパーカは必要無いためである。

山でマウンテンパーカを着た人を見かけることはほとんど無い。ただ2000年の秋に南八ヶ岳の白駒池キャンプ場でマウンテンパーカを着てシェラカップでコーヒーを飲んでいる男性の姿を見たら、中々絵になっているなー!と感心したことがある。


帽子:ユニクロ
ワッチキャップ:ミズノ
ネックウォーマー:メーカー不明

帽子 (MIZUNO,UNIQLO)
冬はMIZUNOのブレスサーモのワッチキャップ
スリーシーズンはユニクロの帽子。

帽子選びのポイントが一つ。それはなるべく黒色は避けること。
蜂は黒い物を攻撃する習性があり、またブヨや蚊も黒にひかれるようので頭の周りを大群が舞うことになってしまう。

同じ理由で服も黒は避けた方が良いのだけれど、体は蜂に刺されてもまーどうにかなるが頭や顔を刺されるとかなりシンドイ!

ネックウォーマー (メーカー不明)
冬山でこれがあると温かくて重宝するのに持っている人は意外と少ない、なぜ???
冬は標高が低い山でも風が強いとかなり顔が冷たい。帽子は被っていても顔は寒さで紫色になってしまうことさえある。そんな時にこれを鼻まで引き上げるととても温かい。

<買ってはいけない物:目出し帽>
私は目出し帽は使ったことはなく、これは他の人から聞いた話です。
まず低い山では目出し帽を被っていると大げさで少し恥ずかしい感じがします。
では高い山ではどうか?と言うと鼻や口が塞がれているので歩行中は呼吸が苦しくなります。それに息でガチガチに凍ってしまいます。かといって頭まで捲り上げると顔を冷たいと・・・なってしまいます。
ですからワッチキャップとネックウォーマー、その上からオールウェザージャケットのフードを被る組み合わせが利便性が高いみたいです。ただし厳冬期に北アルプスに登るような人には目出し帽は必需品みたいですが。
私の場合もワッチキャップ、ネックウォーマー、フードの組み合わせで問題ないです。もっともこれでダメな山には登らないし、ダメな天気の場合は引き返します。


雪山意外は軍手
雪山は安物のナイロン製グローブ

グローブ (メーカー不明)
雪山以外は軍手。(冬は軍手の二枚重ね)
この軍手は買ったものではなく登山道で拾ったものを洗って使っている。そのため左右でデザインが少し違っているがそれはしょーがない。資源は大切に!だ。

雪山用は自宅近くのスポーツ店で買ったナイロンのグローブ。値段は1980円、2重になっていて温かい。
ただ手のひら部分のビニールが硬くてピッケルが持ちにくいのが難点。
やっぱりアウトドアメーカーの物にはかなわない感じがする。

冬山では手袋を濡らしたり、落としたりしたらそこでアウトなので必ず予備を持って行くようにしている。
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